7月28日に注文、30日に手元に届いたFirefox OSリファレンス端末「Flame」を1日使って感じた不便な点や問題点を挙げてみます。まだまだ触っていない機能もあると思いますが、すぐに「実用スマートフォンとして使ってみたい」と考えている方は注意して見て下さい。
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日本語入力に非対応

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公式にも伝えられていますが、初期ビルド状態では日本語キーボードは用意されていません。日本語化については近日中にビルドが公開されるということです。待てない場合は自信で日本語化キーボードを作成、適用するスキルが必要です。

日本語入力が出来ないので、日本語のサイトをウェブ検索場合に少々困ったことになります。Google検索の場合であればローマ字入力をしておき、「もしかして」の候補検索を利用する方法が使えます。

SIMカードでデータ通信をするには特別な設定が必要なケースもある

ドコモ回線を使用したMVNOのデータ通信SIMカードでは、初期状態ではカードを挿入しただけでは通信が出来ない事象が確認されています。その場合、こちらのページで配布されているパッチを適用し、APN設定の保存が可能になるように修正をする必要があります。設定変更には現時点でMacパソコンとの接続が必須となります(windows OS向けは後日公開予定とされています)。

カメラのフォーカスが甘い、特定箇所に合わせられない

スマートフォンのデジカメではファインダーとなる液晶パネルをタッチすることによって任意の場所にフォーカス(焦点)をあわせることが出来ます。しかしFlameのカメラではオートフォーカスのみで、焦点の調整は出来ません。カメラ機能もフラッシュのON,OFF、インカメラ・ビデオカメラへの切り替えしか機能がなく、特殊効果のある撮影や画質・サイズの変更なども全く出来ません。

ブラウザに機能が少なく、使いにくい

Firefoxをベースにしたウェブブラウザが搭載されていますが、ページの設定項目がほとんどなく、テスト用レベルです。ブックマーク・閲覧履歴、キャッシュの消去が可能です。

ウェブサイトがモバイル用ではなく、PC用表示されてしまう

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すべてのサイトではありませんが、通常であればモバイル専用のテンプレートで表示されるサイトでパソコン用サイトが表示されてしまいます。これはウェブサイト自体が端末情報を識別できずにPC用サイトを表示させているものだと思われます。例えばアメリカのYahooはモバイルサイトで表示しますが、日本のYahooトップページはデフォルトでパソコン版になってしまいます。PC表示されてしまうと文字が細かすぎて非常に見辛いです。

Wi-Fi接続がONにならなくなる不具合

原因は不明ですが、突然Wi-Fi接続が出来なくなるエラーがありました。設定からWi-FiをONにしようとしてもスライドスイッチが反応しませんでした。本体を再起動したら直りました。

セキュリティソフトがほとんど無い

現時点ではFirefox Market PlaceにAVG Link Scannerというブラウザ向けセキュリティソフトがありますが、ノートンやウイルスバスターなど著名ソフトはFirefoxOS向けには販売されていません。Firefox OSをターゲットにしたウイルスの驚異は現時点では少ないかも知れませんが、防衛対策も限られています。通常利用で情報流出が心配な場合は、リファレンス機での重要な情報の取り扱いは避けたほうが無難です。

低価格なテスト用端末であるため、やはり機能が洗練されていないと感じる点は多くあります。年内にauから発売されるかどうかと噂されていますが、現時点ではまだまだ改善の余地が数えられないほどありそうです。今後のブラッシュアップに期待しながら試用するだけなら良いですが、普段使いのスマートフォンとしてすぐに利用するのは避けたほうが良いでしょう。

当サイトでは今後気付いた不具合や問題点、もの足りない点なども追ってレポートしていきます。