昨日KDDIよりau向けに国内初となる一般向けFirefox OS搭載スマートフォン「Fx0(エフエックス ゼロ)」が発表されました。auオンラインショップ、直営店では12月25日より発売となりますが、本サイトではリファレンスモデルとなるFlameを使ってFirefox OSスマートフォンのレビューを一足先にお届けします。
IMG_1187現在はもう販売されていないFlameでは、発売当時のOSバージョンとしてver.1.3.0.0が適用されています。auのFx0ではデフォルトがver 2.0になっているということで、本機もまずOSのアップデートを実行して同じ環境にしていきます。

FlameのOSアップデートは2014年12月時点、自動では更新することが出来ません。設定画面からシステムのアップデートチェックを行っても「システムは最新です」とのメッセージが出てしまい、スマホ本体だけでは1.3からアップデートが出来ない状態になっています。そのため、コンピューターとUSBケーブルで接続し、直接システムを書き換えてやる必要があります。

必要なハードウェア・ソフトウェア

◇ Windows OSコンピュータ(今回はWindows7 64bitを利用しています)
◇ Flame本体 ◇ USB-mircoUSBケーブル(Flame付属のもの)
◆Android SDK(入手先 パッケージ:installer_r24.0.2-windows.exe (Recommended) という実行ファイルから)
◆JAVA SE JKD(入手先(オラクル英語サイト) このキットが入っていないと、Android SDKのインストールが進みません)
◆ALCATEL USB Driver(詳しくはこちらの記事を参照してください)
◆ビルドベースイメージ(ver.2.0用 zipファイルを展開すると「188」というファイルが生成します)

以上のソフト・ハードをアップデート作業前に準備して下さい。一つでも欠けているとおそらく更新に失敗します。

環境関数へPathを追加する

このPathを追加する作業を行わないと、Windows上からFlameに書き込み命令ができません。Pathの追加にはパソコン設定を変更する必要があるため、慎重に行って下さい。

まずWindowsの[コンピューター]上で右クリック→[プロパティ]を選択し、システムの詳細設定を開きます。
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表示されるタブメニューから「詳細設定」を選択し、一番下にある[環境設定(N)…]をクリックします。表示される画面の下側に[システムの環境変数(S)]と出ますので、リストから変数:Pathという項目を探します。Pathの項目を1回クリックして選択し、[編集]を行います。現れたボックスに書かれた文字列の一番後ろに移動し、【;C:\Android\adt-bundle-windows-x86_64-20130522\sdk\platform-tools;】のように先ほどAndroid SDKをダウンロードしたフォルダの[platform-tools]の位置を追記します。
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注意:ここでPathの値として初めから書き込まれている文字列を変更、上書きをしないように気をつけて下さい。変更してしまうと他のアプリ・プログラムの起動に影響が出る可能性があります。

これで事前準備は終わりです。続いてFlameとPCをUSBケーブルで接続し、パソコンからFlameを操作できるようにします。こちらの記事で解説した時と同様に、Flameの設定をRemote debuggingにチェックが入っていることを確認して下さい。接続後にコマンドプロンプトを開き、「adb devices」と打ち込みエンターキーを押すと、接続情報が表示されるはずです。(ここで【adbは内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません】と表示される場合は、Pathの設定が間違っている可能性があります)

flash.batファイルを実行する

Macを利用している場合は一手間掛かることがあるようですが、Windowsの場合はダウンロードしたベースイメージの入った「188」というフォルダの中から、「flash.bat」と書かれたバッチファイルをダブルクリックするだけで、OSの書き換えが始まります。通常にスタートすればコマンドプロンプトのウィンドウが立ち上がり、ダダダっとプログラムが実行されていく様子が確認できるはずです。

flash.batの実行が終了すると(管理人の環境では20-30秒程度で終わりました)、Flameが自動で再起動します。再起動後はスマホの初期設定画面が開きますので、購入時と同じように国の設定・時間・Wi-Fiの接続情報などを追加していきます。この設定が完了すれば、Firefox OSは2.0へアップデートされているはずです。

OSアップデートの確認

デフォルトのFirefox OS 1.3と2.0では大きくUIデザインが変更されていますので、更新に成功していればすぐに判ります。

ver 1.3(更新前) ver 2.0(更新後)
2014-08-03-03-18-51 2014-12-24-00-52-17

システムから確認することも可能です。

2014-12-24-00-59-50

Softwareの項目が「Boot2 Gecho 2.0.0.0-prerelease」になっていれば成功です。Firefox 2.0になるとオムロンが提供している日本語化キーボードも利用できるようになります。

参照: FirefoxOSリファレンス機 Flameのキーボード日本語化ビルド公開 適用方法

日本語化時にも上記のOSイメージ書き込みのようにして、「install.bat」を実行するだけで日本語キーボードが追加できます。