白ロムのiPhone4sをクリップとアクティベートSIMでアップデートしよう
iPhoneをドコモやau、ソフトバンクショップで回線と共に購入すれば、お店で「アクティベーション」と呼ばれる初期設定作業をしてくれます。アクティベーション(activation)とは「活性化」という意味の英単語で、機能・システムが有効化されるという事例に使われます。
しかし、オンラインショップで購入した場合や中古・SIMフリーの「白ロム状態」で購入したケースにはiPhoneがアクティベートされていないことがあります(販売店で動作確認をした際にアクティベートされていることもあります)。
iPhoneをアクティベートするためには、そのiPhoneのシリーズにあったもの、キャリアが同じSIMカードを用意しなければなりません。これらのSIMカードは解約済みのカードでも契約中のカードでも構いませんが、「サイズとキャリアが同じ」ことをまずは確認してください。
iPhone4sでは「microSIM」と呼ばれるサイズ、iPhone5以降は「nanoSIM」と呼ばれるサイズになります。
該当のキャリア回線をすでに所有している場合、キャリアショップ窓口に行けば対応のSIMカードサイズに有料で交換することはできますが、通常は「回線契約なしにカードだけを買う」ということは出来ません。もちろんショップにちょっとカードを貸してほしい、と申し出ても断られるでしょう。
しかしながら、世の中には便利なアイテムも出回っており、回線契約を必要としない「iPhone専用アクティベーションSIMカード」というものがインターネット通販を介して購入することが出来ます(家電量販店や電機ショップ、専門店でも店頭で扱っているところはまずありません。電気街のコアなショップならあるいは売っているかもしれませんが、通販の方が断然楽に入手できると思います)。
たとえば、ソフトバンクのiPhone4sには以下のカードが使えます。
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SIMカードを購入すると、免許書やクレジットカードなどと同じサイズの台紙に切り取り加工がされたSIMカードが送られてきます。ペリっとチップ部分を触らないように力を加えてやると外れます。
iPhoneを購入すると通常はSIMカードを取り出すためのピンが同梱されていますが、持っていない場合は写真のようにゼムクリップをまげて代用できます。
*SIMカードを抜き差しする前に、かならずiPhone本体の電源をオフにしておいてください
SIMスロットの穴にピンを差込み、結構力をこめて押します。すると、トレイが飛び出してきます。
後はトレイにカードが合う方向(チップ面が下)にして載せ、再びスロットに差し込むだけです。トレイを戻すときはクリップはもう使わず、指でしっかりと入るところまで押し込んでください。
SIMカードの挿入が終わったのならばあとは電源を投入し、SIMカードが認識されれば終了です。アクティベーション専用のため、「圏外」と表示されるはずです。あとはiPhoneの設定メニューから「一般」→「ソフトウェアアップデート」へ進んでOSのバージョンアップが行えるようになります(インターネットに接続するためにはWi-Fi環境が必要です。アクティベーションSIMではキャリアの通信回線には繋がりません)。
iPhone用のアクティベーションカードは先述したように複数の種類がありますので、注文時には注意してください。アクティベートが終わってしまえばあとはSIMカードは抜いた状態でも継続して利用出来ます。初回の起動とシステムのアップデート時にはカードが要求されます。
<アクティベーションカード販売ページ>
・ソフトバンク iPhone4/4s用 microSIMカード
・ソフトバンク iPhone5用 nano SIMカード
・au iPhone4/4s用 microSIMカード
・au iPhone5用 nano SIMカード
*アクティベーション用SIMはAppleおよび携帯電話会社の正規商品ではありません。ご利用は自己責任となりますので、くれぐれも慎重に行うか検討してください。